この記事でわかること
- 40代でもトラック運転手になれるのか
- 未経験でもトラックを運転できるのか
- 40代から転職して失敗しない方法
突然ですが、あなたは今の仕事に対してこんな悩みや不安を抱えてはいませんか?

特に40代にもなると、このような不安から「今の仕事のままでいいのだろうか?」と考える人も多くいるでしょう。
40代という年齢、ましてや未経験の仕事となると、簡単に転職なんてできないですよね。
結論、トラック運転手なら、未経験40代でも転職できます。
トラック運転手は、40代以上で活躍されてる人も多く、未経験からの転職のハードルも低めです。
ですが、トラック運転手といっても未経験や40歳以上の人にはキツめな働き方もあるので注意してくださいね。
トラック運転手の働き方選びに失敗すると、あなたの転職はうまくいないかもかもしれません。
本記事では、トラック歴15年の経験から、40代未経験でもできるトラック運転手の働き方や失敗しないためのコツを解説しています。
40歳未経験でもトラック運転手になれる5つの理由
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普通免許だけでOK
今の普通免許では、2トントラックでさえ、運転することができません。
普通免許取得車の 運転できる範囲 | 〜2007年6月1日 | 2007年6月2日 〜2017年3月11日 | 2017年3月12日〜 |
---|---|---|---|
乗用車 | |||
1.5トントラック | |||
2トントラック | |||
3トントラック | |||
4トントラック |
このように、取得時期によって普通免許で乗れるトラックは違います。
たとえトラックの運転経験がなくても、最初から運転できる免許があるのはプラス要素ですよ。
一言アドバイス

現役プロドライバー:ヒロブ
今は免許がなくても採用されるし、免許支援も多くの会社で行なっています。
ですが、免許をもってる人は取得費用がかからないので、会社側にとっては嬉しいポイントになります。
そして免許取得までの時間もカットできるので、ドライバーとしての独り立ちも早い。
もちろん個人差はありますが、使用期間が大きく短縮できるのは間違いありません。
平均年齢が高め
歳をとればとるほど、新しい仕事に挑戦するのは勇気のいる決断ですよね。
ですが、トラック運転手の仕事は、ほかの職業と比べても平均年齢が高めなので、40代でも挑戦しやすくなってますよ。
トラック運転手は、体力を必要とするときも多いので、40代からは厳しいと感じるかもしれませんね。
ですが、運ぶものや運び方によっては、それほど体力を必要としません。
もっと必要になってくるのは、安全運転を心がけるための集中力や経験です。
そのため、トラック運転手は年齢を重ねても活躍しやすく、挑戦しやすい職業となっているのです。
一言アドバイス

現役プロドライバー:ヒロブ
年齢を重ねると、若い頃に比べて体力が衰えるのは自然なことです。
だから、「体力が低下したらトラック運転手なんて無理だ」と思う方もいるかもしれません。
たしかに、ぼくも12年前と比べると体力の衰えを感じます。
しかし、これまでの経験を活かすことで、体力の低下を十分にカバーできていると実感しています。
実際、50代、60代でも現役で活躍されている運転手の方々も多くいますよ。
人手が足りていない
トラック運転手の需要は大きく増えている一方で、供給は追いついてません。
人手が足りてないのには、以下のような事情があります。
特にコロナでネットショッピング利用者が急増したことが大きく影響してます。
コロナ以前(2019年頃) | コロナ以降(2020年〜) | |
---|---|---|
利用率 | 約42% | 50%超え、その後も増加傾向 |
利用頻度 | - | 働き方の変化から増加傾向 |
利用状況 | - | 利用率は高く、定着した消費行動に |
ネットショッピング利用者に対して、配送員が足りてないのが現状です。
そのため、未経験や40代の人でも積極的に受け入れる企業は多くあります。

トラック運転手に挑戦するなら、今がタイミング的にベストかもしれません。
経験よりもやる気が大切
トラック運転手になるのには、経験があったほうが採用されやすいのは事実です。
ですが、経験よりも大切なのは人柄、やる気(仕事への姿勢)であり、未経験者からでもトラック運転手になれます。

運送会社の多くは、未経験者をゼロから育てる環境が整ってるので、安心してください。
また、免許を持ってなくても、ほとんどの会社では「資格取得支援制度」が用意されています。

もらえる金額や負担金は会社によって違いがあるものの、未経験者にはうれしい制度ですよね。
仕事に必要な資格は働きながら取得できるのも、未経験でもチャレンジしやすい理由の一つです。
落ち着いた運転ができる
若いときは運転中イラっとして、あらい運転をしてしまう人も少なくありません。
ですが、40代ともなると、感情のコントロールがうまくなるので、運転が落ち着いてくる傾向があります。

落ち着いて運転できることは、トラック運転手にとって大切なスキルですよ。
40歳以上という年齢は、これまでに積み重ねた「人としての経験」が武器になります。
それをトラック運転に結びつければ、落ち着いた運転ができるという強みになるのです。
40歳未経験からのトラック運転手の転職で知っておきたい3つのこと
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入ってはいけない運送会社がある
40代未経験からトラック運転手になるには、運送会社選びはかなり重要です。
そのため、転職を成功させるには、転職先が入ってはいけない運送会社かを知らなければなりません。
一言アドバイス

現役プロドライバー:ヒロブ
働き方改革によって改善してきてはいるが、運送業ではブラックな会社も少なくありません。
せっかく転職できたとしても、ブラックな環境では長く働くことはできないですよね。
入ってはいけない運送会社については、全てではありませんが調べることはできます。
以下の記事に詳しくまとめてあるので、参考にしてくださいね。
ライフスタイルが大きく変わる可能性がある
トラック運転手の働き方はさまざまなので、ライフスタイルが大きく変化することもあります。
なので、その変化に対応できなければ、転職してもうまくいかないかもしれません。
これらが働く会社によってバラバラなため、トラック運転手としての働き方は複数あります。
働く時間帯によっては昼夜逆転したり、長距離運転なら家に帰れない日もあったりします。
そのため、転職成功させるには、あなたがどんなライフスタイルを送りたいかを明確にし、転職先を選ぶことが重要です。
一言アドバイス

現役プロドライバー:ヒロブ
家庭を持ってたり、パートナーがいるなら、働き方について共有(話し合い)しとくことが大切です。
共有ができてないと、すれ違いから距離が生まれ、生活がうまくいかなくこともあります。
そうならないためにも、お互いの考えや方向性を共有は、転職成功には欠かせません。
なるべくトラックの種類が多い会社がいい
トラック運転手未経験だと、自分が大きいトラックを扱えるのか不安な人もいるでしょう。
そんな不安があるあなたは、幅広い車種を取り扱っている運送会社を選ぶのがおすすめです。

このように、経験を積みながらステップアップすることもできます。
未経験からの転職に対する不安は、誰もが持っていますよね。
ですが、幅広い選択肢がある会社を選べば、不安も減り、安心して働くことができますよ。
40代未経験でもできるトラック運転手の働き方
ルート配送
道を覚えたり、地図を見るのが苦手なあなたにルート配送はおすすめです。
ルート配送とは?

現役プロドライバー:ヒロブ
ルート配送とは、毎日決まったルートを担当する働き方。
一度覚えてしまえば、あとは繰り返し作業になので、淡々と自分の仕事をこなしたいあなたにピッタリ。
仕事に変化が起こりにくいので、時間管理がしやすいのもメリットです。
未経験でもストレスが少なく、挑戦しやすい働き方なのがルート配送になります。
ルート配送について、もっと知りたいあなたは下記の記事で詳しく解説してるので、参考にしてくださいね。
小型トラック運転手
小型トラックは、乗用車に近い大きさになってるので、未経験でも挑戦しやすいサイズになってます。
なので、大きいトラックに抵抗感があるあなたは、小型トラックからのスタートがおすすめです。
小型トラックとは?

現役プロドライバー:ヒロブ
一般的に1〜2トントラックのことを小型トラックといいます。
乗用車を運転したことがあるのなら、さほど抵抗なく運転できるでしょう。
当然ながら、大きいトラックほど、事故のリスクも高くなります。
運転技術にあまり自信がないのなら、小型トラックスタートが
ただ、小型トラックは乗りやすい反面、稼ぐには数をこなす必要があります。
さらに、小型トラックは手積み手下ろしが基本なので、稼ぎたいならある程度の体力が必要です。
とはいえ、いくら稼ぎたくても、焦って事故してしまったりしたら元も子もありませんよね。
稼ぐことも大事ですが、事故をおこさず仕事をするほうが大切です。
まずはトラックに慣れてから、徐々に個数を増やしていくことを推奨します。
カゴ車配送
40代未経験となると、体力面に不安がある人も多いかもしれませんね。
ですが、そんなあなたでも、体力的な負担が少ないカゴ車配送なら、安心して始められますよ。
カゴ車配送とは?

現役プロドライバー:ヒロブ
カゴ車配送は、商品が積み込まれた台車をそのままトラックに積んで、目的地で降ろす運び方。
スーパーやドラッグストアではよく使われてるので、見かけたことがあるかもしれませんね。
また、カゴ車は大量の商品を効率的に配送する際に、さまざまな場所で使われています。
そのため、カゴ車を使って配送してるかは、配送会社よるので確認が必要です。
カゴ車配送はこのような理由から、体力に自信がない未経験の人でもチャレンジしやすくなってます。
ただ、カゴ車の扱いを間違えると、事故やケガにつながるので、気をつけなければなりません。

体力に自信がないあなたでも、カゴ車配送ならハードルは低めです。
40代未経験でも挑戦しやすく、活躍できる条件がそろっていますよ。
40代未経験トラック運転手に関する質問
気になる項目はタップですぐ読める
40代未経験だと給料はどのくらいになりますか?
トラック運転手の給料は、働く環境やトラックの大きさなどで変わってきます。
あくまで目安ですが、2023年の40代トラック運転手の平均年収は約472万4,400円となってますよ。
一般的には、トラック運転手が年収を上げる方法は以下ようなものがあります。
これらをを組み合わせれば、トラック運転手で年収700万以上も可能です。
トラック運転手の給料については、下記の記事で詳しく解説してるので、参考にしてくださいね。
トラック運転手って何歳まで働けるの?
トラック運転手の年齢制限は働く会社によって違い、年齢の明確な上限はありません。
なので、体が健康で働ける状態であれば、65歳以上でも働くことはできます。
しかし、実際に働けるかどうかは、体力や健康、経験、仕事環境などさまざまな要因に左右されます。

このような要素がそろっているなら、65歳以上でもトラック運転手として働くことは不可能ではありません。
ですが、、高齢ドライバーによる交通事故は、令和4年では24.4%と約4割を占めています。
もし、運転中にヒヤリとするときが増えたり、視力の低下を感じるようであれば、トラック運転を続けるかは検討しなければなりません。
トラック運転手は楽ですか?
トラック運転手は免許さえあれば、誰でも挑戦できる職業です。
ですが、楽と感じるかどうかは、その人の適正や働き方のよって変わってきます。
色々な要素がありますが、1番大事なのはあなたがトラック運転手に向いてるかどうかです。
あなたに適性があるかは、下記の記事を参考にしてもらえれば、すぐにわかりますよ。
まとめ:40代未経験でもトラック運転手になれる
40代未経験で新しい職業に挑戦するのは、少し難しいことのように思えるかもしれません。
しかし、トラック運転手であれば、40代未経験でも決して不可能ではありませんよ。
むしろ、多くの運送会社では、40代からの転職を歓迎しているケースが多くあります。
なぜなら、40代は責任感があり、仕事に対する意欲も高いと評価されているからです。
もし気になってるのなら、転職サイトに登録してみて、実際に働いてる人の声を聞いてみるのもおすすめです。